人間も動物も、睡眠、運動、休養、食事
そしてストレス解消が健康の秘訣!
人間も動物である以上、ほかの動物の寿命と比較検討をして、健康づくりの参考にすることは必要だろう。実際には野生動物をチェックすることは難しいので、人工飼育をした動物や水族館、家庭のペットなどから長寿の動物を挙げると以下のようになる。 トップはゾウガメの160年から始まって、ヨーロッパヌマガメやギリシャガメなど陸ガメは120年の長寿で、海のオサガメも推定50年とされる。ツルの仲間は、種類による差はあるが、平均70年ぐらいである。 ツルに続いて鳥の仲間では、コンドル72年、ダチョウ67年、セグロカモメ50年、アホウドリ40年といったところだ。 哺乳類では、地球最大の動物、シロナガスクジラが90〜100年と長く、イワシクジラも同じくらいの寿命といわれる。 陸上の大型ではアジアゾウが70〜77年、サル類も霊長類といわれるだけあって長寿の部で、チンパンジー60年、オランウータン54年、ローランドゴリラ45年などの記録がある。 猛獣のトラは22年、ライオンは29年と比較的短い。ペットとして飼われているイヌは20年程度、ネコが15年だ。 爬虫類ではワニが50年前後、ヘビではコブラやニシキヘビが約30年といわれる。両生類のオオサンショウウオは55年、ヒキガエルは36年と、長い方である。魚類では、北方系のチョウザメが55〜80年と群を抜いている。サメやナマズも長寿クラスである。ウナギは20年、ブリは5年である。 他方、イセエビは25年ラッコ、スナメリは15年、マダコは2年、コウイカ、アオリイカはそれぞれ1年でいかれる。 短命の代表は、地上生活わずか数時間のカゲロウや、数日しか生きないセミであろう。イエバエの場合、オス17日、メス29日と雄雌が別々のものもいる。 このように短命、長寿は、生活環境やエサの問題、肉食、草食、雑食性とも関連がりそうだ。また天敵なども影響しよう。 結局、健康を守るためには、動物に不可欠の睡眠、運動、休養、食事をどのように満たすか、そしてストレスをどのように解消するかが肝心なことになる。 |