◆ 大脳皮質 ・・ 大脳皮質と大脳辺縁系を合わせて「大脳」という。大脳皮質の厚さは2〜5ミリ。シワを伸ばすと新聞紙一枚分くらいの大きさになる。 | |
◆ 大脳辺縁系 ・・ 大脳皮質の一部で進化的には古い部分。大脳皮質に包み込まれて表面からは見えない。 | |
◆ 小脳 ・・ 大脳の後ろ下方にあり、全体の10%ほどの重さだが、ここには全体の半分以上の神経細胞が集中している。 | |
◆ 脳幹 ・・ 重さは200g。脳全体をきのこに例えると柄にあたる部分。形も大きさも人の親指に似ている。 | |
日本人の脳の重さの平均 男性 ・・ 1350 〜 1400 グラム 女性 ・・ 1200 〜 1250 グラム ただし、脳の重さと知能は必ずしも比例していないようです。 |
〜 脳は何重にも保護されている 〜 |
脳そのものはとてもやわらかいのですが、軟膜、クモ膜、硬膜の3層におおわれ、さらに頭蓋骨にも守られています。
軟膜とクモ膜の間には髄液が、クモ膜と硬膜の間にはリンパ液が流れ、クッションの働きをしています。 |
膨大な数の神経細胞に酸素と栄養を運んでいるのが脳内を走る血管です。
心臓から送り出される全血液の20%、毎分750CCもの血液が流れ込んでいます。 |
〜 神経細胞=ニューロンを経て情報が伝達されていく 〜 |
ニューロン同士がつながる部分をシナプスといいますが、ぴったりとついているわけではありません。 狭い隙間があって、情報がくると、ここで微量の神経伝達物質が分泌され、それがニューロンにくっついて伝達されるというしくみになっています。 |
体のほかの部分の細胞は、再生可能ですが、神経細胞だけは生まれた時にもっていたもののみになります。
しかも、30歳を超えるころから一日に10万個から20万個が死滅し続けます。
そのスピードをゆるめるためにも、日頃から脳を良く使うことが大切です。 |
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