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| 〜 大脳からの運動命令を受けて手足をスムーズに動かす働きをする 〜 |
| 大まかな運動命令が大脳から出されて、小脳の回路でそれを細かく調節してから、全身へと命令が送られます。
このため、微妙な運動もスムーズに行われるのです。 また、体のバランスをとっているのも小脳です。
小脳の働きが壊れると、めまいが起きたり、身体のバランスがとれなくなって、片足で立っていられなくなります。 |
| 小脳の皮質は、とても規則正しい構造になっています。1平方ミリメートルに、およそ50万個の神経細胞が回路網をつくり、一つのコンピュータのように情報を処理しています。
小脳全体には、このシステムが3万もあることになり、このために、複雑な運動も筋肉を協調させて行うことができます。 |
| 〜 生命活動を支配するすべての神経が集中しているところ 〜 |
| 脳幹は 「いのちの座」 とも呼ばれ、呼吸や心臓の活動、体温調節など、生命の維持するためのすべての神経が集まっているところです。 |
| 脳幹のおかげで、私たちは眠っているときでも、心臓の働きを維持したり、体温が調節できるのです。 また、大脳皮質の神経細胞の働きを調節して、睡眠と覚醒のリズムをつくる役目もあります。 |
| 脳幹は、間脳(視床・視床下部)、中脳、延髄、橋、で構成されています。 大脳は意識的な活動に関係していますが、脳幹は、無意識的な活動の中枢となっています。 |
| 〜 脳幹の死を 「脳死」 という 〜 |
| 脳幹は、ただ生きているために最小限、必要な脳です。 大脳の機能が脱落して、この脳幹だけが生きている状態を 「植物人間」 といいます。 逆に、脳幹が死んでしまった場合は、間もなく大脳も死んでしまいます。 |
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