〜 の ど 〜 |
のどは、鼻の奥から気管の始まりの部分を指していて、医学的には咽頭、喉頭と呼ばれています。 咽頭には、食物と空気の両方が入り、それを食道と喉頭にうまく仕分ける通路の切り換えをしています。 |
喉頭は気管の入り口で、内面中央に左右の壁から張り出した二枚のひだがあります。
これは声帯で、呼吸をしている時は声帯の間(声門)が開き、声を出している時は閉じます。 |
〜 声がつくられるしくみ 〜 |
声は、閉じている声門に吐いた息がぶつかって声帯を震わせ、そこで発した音からつくられます。 この時点ではまだ声になっておらず、咽頭、鼻腔、口腔、などを通って初めて声になるのです。 |
声の高さは 声帯の振動数で、強さは 肺から出されている空気の圧力で決まります。
鼻や口が共鳴器となって、その人独自の声になるのです。 |
オンチ(音痴)には2種類あって・・・ ◆ のどワル音痴 ・・・ のどの筋肉にうまく指令ができない (頭では正しい音が分かっている)。 ◆ 耳ワル音痴 ・・・ 音を聞き分ける能力が劣っている (音程がズレていても自分では気付かない)。 |
〜 声変わりのしくみ 〜 |
思春期になると、男の子はのどの軟骨が発育し、前後にグンと張り出して大きくなります。 これがのど仏です。
声帯もまた、軟骨についているのでそれに伴って長くなります。 |
声帯は、長くなると低い音を出す為、それまでとは違った声になります。
これが声変わりで、子供の声から大人の声になる、のどの切替です。 変声は、体が発育するために起こる生理的な現象です。 |
女の子の場合は、のどの軟骨が上下に発育するので、声帯の長さはあまり変わらないため、声も変わりません。 |
〜 どうしていびきをかくのか・・・ 〜 |
いびきは、睡眠中や意識が無くなった時に、軟口蓋 (上あごの奥の軟らかい部分)の筋肉の緊張がゆるんで、呼吸のたびに軟口蓋が震動して起こる音です。
程度の差はありますが、だれでもかくことがあります。 |
のどの奥にぶら下がっているのどちんこも、疲れて眠るとゆるんで、のどの奥に落ち込んでしまい、そのために空気の通路が狭くなって、のどちんこが震えていびきになることもあります。 口を開けて眠っていると、狭い通路にたくさんの空気が流れてきて震動も大きくなり、いびきの音も大きくなるのです。 |
HOME | からだのしくみ・ふしぎへ | くちへ | 歯へ |