株式会社清和物産



Part  3



◇  呼吸のしくみ  ― 呼吸は横隔膜、肋間筋の働きで行われている

私達の体内では、絶えず酸素を取り入れて新陳代謝を繰り返し、
それによって発生した二酸化炭素を放出しています この過程を 「呼吸」といいます
肺は自分でふくらむわけではなく、「肋間筋」 という胸の筋肉や 「横隔膜」という
胸腔と腹腔を隔てる筋肉の膜などの働きで、拡張・収縮をしています

呼吸とは・・・ 〜
   カラダの組織細胞が、血液から酸素を受け取る呼吸 ・・・・  内呼吸、又は 組織呼吸
   息を吸い込み、酸素と血液中の二酸化炭素を交換する呼吸  ・・・・・  外呼吸、 又は 肺呼吸    
  一般的に呼吸といっているのはこちらです。


一日に吸う空気の量は・・・ 〜
   安静にしているとき、大人は1分間に15〜20回ほどのペースで呼吸しています。
一回の呼吸で吸う空気の量は、約400〜500ミリリットル(コップ2杯分)。
1分間に約8リットル、一日だと約12キロリットルの空気が必要です。


呼吸困難とは? 〜
   自分でも空気が足りない感じが分かり、息が苦しくなって、呼吸が速くなって、「ハア、ハア、」とあえぐような息になることを呼吸困難といいます。 原因には、心臓や呼吸器の病気が考えられます。 
  ただし、健康な人が激しい運動のあとなどに呼吸が速くなるのは、体内で消費して足りなくなった酸素を調達しようと自律神経が働いて、空気を吸い込んでいるためです。


しゃっくりはなぜ起こる?? 〜
   しゃっくりは、横隔膜や呼吸に関係している筋がぴくぴくけいれんするために起きます。 
  何かの原因で、横隔膜が刺激されたり、横隔膜の運動を支配する横隔神経が刺激されたときに横隔膜がけいれんを起こし、しゃっくりがでます。     けいれんは、十数秒間隔で起きます。
  しゃっくりの「ヒック」という音は、声帯が緊張して狭くなっているところに、息を急激に吸い込むためにでてくる音です
    赤ちゃんは大人よりしゃっくりが出やすいですが、普通は数分で自然に止まり、病気とは無関係なもの。
  ただし、長く続くときは原因を確かめて、それに対する原因療法をおこなうこともあります。
    ■ しゃっくりを止めるには・・・・・
         ・  深呼吸を繰り返す        
          ・  深く息を吸ったまま、または力いっぱい息を吐いたまま、ガマンできる限り息を止める
          ・  コップの冷たい水を、数回にわけていっきに飲む
          ・  びっくりさせる
         ・  背中をたたく
          ・  首やうなじを氷で冷やす   


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