株式会社清和物産






Part  1 〜 皮膚 〜



◇  皮膚のしくみ  ― 体をおおっているいるだけでなく多くの機能をもつ皮膚

人間の身体の中で、皮膚は体の表面すべてをおおっていることから、最も大きな器官といえます
どの器官よりも成長が速く、一生を通じて常に新しく生まれ変わっています
皮膚のい・ろ・い・ろ 〜
   ◆ 皮膚の面積 ・・たたみ一畳分程度で、重量は3kg。
  ◆ 皮膚の厚さ ・・まぶたは0.1ミリ弱、額はおよそ0.4ミリ、手の平だと1ミリ、足の裏になると2ミリもあり、役割に応じて構造も異なっています。
   ◆ 皮膚の役割 ・・外部からの有害物にたいして、体の内部を守る働きをしています。  熱や光を遮ったり、ぶつけたときなどにショックをやわらげたり、細菌の繁殖や感染を防ぐ役目もあります。
   ◆ 皮膚の構造 ・・表皮、真皮、皮下組織から構成されていて、表皮には神経も血管も通っていません。



皮膚とは・・ 〜
   真皮には、痛覚や触覚、温度覚など外からの刺激を感知する感覚受容器があり、さまざまな刺激をとらえています。
 
   暑さで体温が上昇すると熱を放射し、寒いと熱を逃さないにして、血液とともに、体温を一定に保っています。
   真皮の下は、ブドウの房のように黄色い粒が集まった皮下脂肪におおわれています。 ここは、物が当たったときにショックをやわらげるクッションの役目をしたり、断熱効果、エネルギーの蓄積をしています。


皮  膚 〜
   ◆ 指紋とは ・・指紋は一生変らないもので、母親の胎内にいるときからすでにあります。 指先の感覚を鋭くし、つかむための滑り止めとしてあるともいわれ、傷つけてももとの形に戻り、消すことはできません。
 
   ◆ つめとは ・・毛髪と同様に皮膚の角質が変化したものです。根元にある細胞から絶えず新しくつくられ、前へと押し出されてきます。  ツメは指先を保護する役目をしています。
   ◆ 毛髪とは ・・体を保護し、体温調整や触覚器としても役立っています。  体の部位によって違いますが、頭などのように保護が必要なところほど、密集しています。
   毛の生えている孔を毛孔といい、ここから皮脂が分泌され、皮膚を潤し、乾燥を防いでいます。
また、切っても痛くないのは、細胞が死んでしまった部分だからです。
 


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