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| 〜 ニオイを感じるしくみ 〜 | |
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ニオイを感じるのは、鼻腔の最上部にある、切手一枚ほどの大きさの嗅覚器。 ここには、嗅粘膜があり、その中にある受容細胞があらゆるニオイを感じ取っています。 |
| ニオイは、大脳皮質の嗅覚野で判断されます。 ニオイを感じ取ると、脳はおいしそうなニオイの時は唾液を分泌して、食欲を増進する、など、各器官に指令を送ります。 | |
| 鼻が詰まるとニオイがわからないのは・・・鼻が詰まると無意識に口から呼吸するようになり、空気の流れが変わって、鼻の最上部にある嗅球までは届かなくなり、ニオイを感じにくくなるからです。 | |
| 嗅覚が鈍ると ・・・・ 嗅神経はとてもデリケートで、大変疲れやすい神経です。 最初は臭いと感じていても、しばらくすると神経が鈍くなり、ガスのニオイさえも臭くなくなります。 | |
| 人間は、3,000 〜 10,000種類のニオイが識別できるといわれています | |
| 〜 クシャミが出るしくみ 〜 |
| クシャミは、肺を保護するための重要な作用です。 鼻腔にくっついた有害物をとりのぞく、いわば防御反応なのです。 |
| クシャミをした時に起こる空気の流れは、強い時には、時速160キロメートルにまでなり、まるでハリケーンのような勢いです。 |
| 鼻粘膜から分泌される粘液は、粘り気が強く、これで細菌や異物をしっかり吸着しています。そして、波打つ線毛が前へ前へと異物を運んでいるから、肺まで届くことがないのです。 |
| 〜 鼻腔内には毛細血管が網の目のように密集している 〜 |
| 鼻腔には温度調節のために血管が豊富に通っています。 中でも、キーセルバッハ部位と呼ばれる場所は、動脈の毛細血管が密集していて、出血が起こりやすい状態になっています。 |
| 鼻をほじったり、勢いよく鼻をかむと、粘膜が傷ついて出血してしまうこともあります。
鼻血の80%がこのキーセルバッハ部位からの出血といわれるほど、実にデリケートな部分です。 |
| 鼻血が出たら ・・・・・ 何かに寄りかかって、頭をやや高く保つようにします。
そして、綿で少し長めの栓をつくって、この先に油性クリームか軟膏を塗って鼻腔にいれ、鼻の根本を冷やします。 |
| 一時的なものが多いので、まずは心配は要りませんが、出血量が多いときなどは耳鼻科を受診しましょう。 |
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