〜 歯 〜 |
歯は、土中に立てられた杭のようなもので、見えているところが歯冠、土に埋まっているところが歯根、土にあたるのが歯肉です。
杭に亀裂が生じたり、土台がぐらついていると杭は倒れてしまいます。 |
そんなことのないように、歯はいくつもの層からなっていて、表面は体の中で一番硬く、水晶くらいの硬度があるといわれるエナメル質でガードされています。 |
その内部が象牙質、そして歯根部がセメント質になっていて、中心部は、細長い空洞をしていて、中は歯髄と呼ばれ、血管や神経がつまっています。
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〜 歯が生え変わるしくみ 〜 |
あごの骨が小さい乳児の時は、それに合った小さな歯(乳歯)が生え、数も20本と少ないのですが、成長とともにあごが発達してくると、乳歯では間に合わなくなり、大きな歯(永久歯)に生え変わります。 |
あごの骨組みは、小学6年生ごろには出来上がってしまうため、これ以上は大きくならず、歯ももう生え変わりません。 |
カラダや顔が大きくなるにしたがって、歯も変わり、顔の形も出来上がります。
食物を噛む、発声の補助をする、といった働きのほかに、歯は顔の形を整えるという役目もしています。 |
〜 歯槽膿漏(歯周病) 〜 |
歯を支えている歯肉(歯周)の組織が壊され、歯がグラグラしてきて、やがて抜けてしまう病気です。 |
原因はいろいろありますが、その第一は歯石による歯肉炎です。 歯石に細菌が繁殖し、毒素を出して炎症を起こさせる為です。 |
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